熱中症対策について
夏に向けて、南渡島消防事務組合の管内(北斗市、七飯町、鹿部町)でも、熱中症になる人が 増えてきます。 熱中症を知って、しっかり予防し、楽しい夏を過ごしましょう!
熱中症の症状
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
体がぐったりし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合に、熱中症にかかっている危険性があります。
体温が高くて皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする。または、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、むりやり水分を口から飲ませることはやめましょう。すぐ医療機関を受診しましょう。
熱中症の予防・対策
いつでもどこでもだれでも条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。例えば、初夏や梅雨明け・夏休み明けなど、体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは特に危険です。無理せず、徐々に体を慣らすようにしましょう。
☺ 部屋の温度をこまめにチェック ! (普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
☺ 室温28℃を目安に、エアコンや扇風機を上手に 使いましょう !
☺ のどが渇かなくてもこまめに水分補給 !
☺ 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
☺ 無理をせず、適度に休憩を !
☺ 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを !
※特にお子さんの場合は、汗腺が未熟であったり、地面からの照り返しにより高温になりやすいため熱中症にかかりやすいです。
☝お子さんの顔色や汗のかき方を十 分に観察しましょう!
☝喉の渇きに応じて水分補給や休憩 をとらせましょう!
☝日頃から外遊びをさせて、暑さに 慣れさせましょう!
☝外出時は熱のこもりやすい服を避 けて、帽子をかぶりましょう!
応急処置のポイント
もし熱中症かな?と思うようなサインがあったときは、すぐに応急処置を行い、病院などの医療機関へ連れていきましょう。
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。
屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
衣服をゆるめて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。うちわなどがない場合はタオルや厚紙などであおいで、風を起こしましょう。
できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませましょう。
おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめましょう。
もし熱中症かなと思ったときは!!
- ●すぐに医療機関へ相談、または救急車を呼びましょう
- ●涼しい場所へ移動しましょう
- ●衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げましょう
- ●塩分や水分を補給しましょう (おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、むりやり水分を飲ませることはやめましょう)
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